エンジン

スーパーカブのエンジンと言えば、何といっても超低燃費です！４サイク

ル単気筒エンジンとか、小排気量とか、一応ミッション車だからとか・・・。

ハッキリとした理由は分かりませんが、とにかく低燃費エンジンなんで

す！！燃費は、カブ９０もカブ１１０もだいたいリッター５０ｋｍ位！！そこ

らのハイブリッドカーより、地球にやさしい乗り物です！！

回転数も結構あがり、８０００ｒｐｍ位まで行けます！だが最高速度は約

９０ｋｍ／ｈ。まぁ原付２種だから、そんな出す必要はありませんが・・・。

ミッション

スーパーカブには今どき珍しい「ロータリ式」の変速機構が採用されてい

ます。最大のメリットは、シフトアップ時にペダルを踏むだけで変速が可

能という事です。踏むだけなので、クツが汚れません！！

ペダルの前を踏むと、ニュートラル→１速→２速→３速となり、ペダルの

後ろを踏むと、３速→２速→１速→ニュートラルとなります。なお、カブ１１

０では、４速まであります！！

なお、走行中は３速からニュートラル（カブ１１０は４速からニュートラル）

へは入りません。昔は走行中でも入ったので俗に言う、『幻の４速』とな

り大変危険でした。

また、自動遠心クラッチなので、クラッチ操作は必要なく変速できます！

サスペンション

スーパーカブフロントブレーキをかけるとフロントが浮きます！！この機

構の方が作りやすいし、減速時にそばつゆがこぼれないとか！？

しかし通常のバイクでは減速時フロントが沈みますので、一般ライダー

はフロントが浮くカブは運転しづらいとか・・・。

そんな文句が多かったのか、カブ１１０からは通常のバイク同様のテレ

スコピックと呼ばれる機構になってしまい、減速時は沈みます。そばつゆ

はこぼれてもいいのか！？

レッグシールド

スーパーカブと言えばやっぱりコレ、レッグシールドです！ですが、この

名前を知らない人が結構多い・・・。目的としては、雨、風、泥を防ぎ快適

性を向上し、そして大幅なルックスの低下を招く装備なんです。

でも外してみると、風はモロに受け冬は寒いし、雨天時は靴までびしょび

しょ。カブ＝レッグシールドなので、カブの場合ルックスの低下はしない

かも！？カブ１１０になってもレッグシールドは健在です！

リアキャリア

スーパーカブは通常のバイクに比べ、積載量がある。これはこの大きな

リアキャリアがあるからです。みかん箱位のサイズで、大概のものは積

載できます！さらにリアキャリの高さは、日本仕様はずっと６９５ｍｍとの

事。これは積み降ろし時に最適な高さなのです。

さらにこのリアキャリアにはピリオンシートが装着でき、２人乗りが可能

になるんです！！

なお、プレスカブやカブ・プロにはさらに大型のリアキャリアが装備。同じ

フレーム同士なら、流用も可能です！ただし、ピリオンシートは付かなく

なる・・・。

ハンドルスイッチ

スーパーカブで特に文句が多いのが、独特のスイッチです。お気づきで

しょうか？ウインカスイッチが右側にあるんです！そば屋が出前をする

時に片手運転が出来るようにと、右側にしたというのは有名な話しです。

コレがカブなんだから文句言わずに乗れよ！！って思っていたら、カブ１

１０より通常のバイク同様左側に移動してしまいました。余程苦情が多

かったのでしょうかね・・・。

なお今でも、カブ・プロや郵政用は右側にウインカスイッチがあります。

タイヤ・ホイール

スーパーカブが今でもこだわっているのが、この１７インチのタイヤとホイ

ールです。性能から割り出された最適なサイズなんだとか。そのこだわ

りはすごく、発売当時どこも作っていなかったインチなのに作らせたと

か。想像ですが、このサイズだから乗り降りが楽で、低燃費や走りやす

さに関連しているのだと思います。

現在でも基本モデルは１７インチです！ただし、低重心で小回りが利くと

の事で、代々郵政用は１４インチ。現在は、カブ・プロも１４インチになっ

ています。

チェーンカバー

スーパーカブの隠れた名装備のひとつが、チェーンカバーです。チェー

ンへ給油すると、油が後輪やその周りに飛び散ります。また、衣服や積

載物などが絡まる危険性もあります。これを防いでくれるんです！

この構造を利用した裏技があり、これを使うことでチェーンの伸びが少な

くなる、とバイク屋に教わりました。その裏技とは、チェーンへ給油すると

きベットベトになる位にします。多少、チェーンケースから垂れてきます

が、こうする事により最長で３万キロも伸びを防いだという話も！？